空き家の固定資産税!計算方法や節税方法を解説!

2022-09-12

空き家の固定資産税!計算方法や節税方法を解説!

この記事のハイライト
●特定空き家に指定されると支払う固定資産税が高くなる
●空き家なのか特定空き家なのかで計算方法が異なる
●空き家でも固定資産税は節税できる

空き家を所有する際は、固定資産税に注意が必要です。
適切に維持管理されていない場合、特定空き家に指定される可能性があります。
では、どのくらいの固定資産税が発生するのでしょうか?
今回は空き家を所有している方に向け、私たち「エドケンハウス」が、空き家の固定資産税の計算方法や節税の方法をご紹介します。
千葉県松戸市や近隣市町村で空き家をお持ちの方はぜひ参考になさってください。

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特定空き家に指定された場合は固定資産税に注意

特定空き家に指定された場合は固定資産税に注意

「固定資産税は誰かが住んでいる家にかかるもの」と思う方もいらっしゃいますが、空き家でも税金の支払い義務が発生します。
固定資産税とは、毎年元旦の時点での所有者に課税される地方税です。
国に納める税金ではなく、千葉県松戸市などの市区町村に支払います。
そのため、誰も住んでいない家でも、所有している限り固定資産税が発生することを理解しておきましょう。

特定空き家とはなに?

冒頭でもご紹介したとおり、適切に維持管理されていない空き家は、特定空き家に指定される可能性があります。
平成26年に空き家対策特別措置法によって定められた、問題のある空き家のことです。
特定空き家に指定される条件として、下記のことが挙げられます。

  • 窓ガラスが割れていたり庭木の剪定がされていなかったり、景観が損なわれる場合
  • ごみが放置されたり害虫や害獣などの発生が懸念されたりするなど、衛生上有害と判断された場合
  • 外壁のタイルが剥がれていたり基礎が傷んでいたり、倒壊の恐れがあると判断された場合
  • 落石や土砂流出が発生し、周辺の生活環境の保全ができない場合

いずれも上記のような状態を放置すると、特定空き家に指定される可能性が高いです。
周辺に迷惑をかけないためにも、所有者は適切に維持管理しなければなりません。

税金負担を軽減する控除が受けられない

特定空き家に指定されてしまうと、税金負担を軽減する控除が受けられなくなるので注意が必要です。
誰かが住んでいる家は住宅用地特例によって固定資産税が安くなっており、税金負担が軽減されています。
特定空き家は控除の対象外となるため、固定資産税が高くなってしまいます。
たとえ更地にしたとしても、住宅用地特例は利用できず、税金負担が大きくなるので注意しましょう。

特定空き家に指定されるまでの流れ

特定空き家に指定されるまでの流れは下記のとおりです。

  • 状態を自治体が調査する
  • 特定空き家に指定される
  • 今の状態を改善するよう助言される
  • 改善されない場合は書面で勧告される
  • 勧告した翌年に、税金負担を軽減する控除の対象外となる

適切に維持管理されていないからといって、すぐに指定されるわけではありません。
税金負担を軽減する控除の対象外となるまでには、十分な猶予期間があります。
そのため、助言や勧告があったときは速やかに応じることが大切です。

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空き家にかかる固定資産税の計算方法

空き家にかかる固定資産税の計算方法

続いて、空き家にかかる固定資産税の計算方法をチェックしていきましょう。
空き家なのか特定空き家なのかで計算方法が異なります。

一般的な空き家の計算方法

一般的な空き家の場合、下記の計算方法で算出します。

  • 課税標準額×1.4%×1/6(200㎡まで)
  • 課税標準額×1.4%×1/3(200㎡以上)

たとえば敷地面積が200㎡以下で、土地の課税標準額が2,000万円、建物の課税標準額が500万円の場合、固定資産税の金額は下記のとおりです。
4.7万円(2,000万円×1.4%×1/6)+7万円(500万円×1.4%)=11.7万円
適切に維持管理されている空き家であれば、固定資産税を軽減する控除を受けられます。
控除によって税金負担を軽減できるのがメリットです。

特定空き家の計算方法

特定空き家に指定された場合、課税標準額×1.4%という計算方法で算出します。
上記の同じ条件の敷地面積と課税標準額で計算すると、固定資産税の金額は下記のとおりです。
28万円(2,000万円×1.4%)+7万円(500万円×1.4%)=35万円
同じ条件の家でも、控除がないと税金負担が大きくなることがわかります。
固定資産税は、不動産を所有している限り支払う必要があるので、できる限り安く済ませたいですよね。
維持管理にもコストが発生するので、税金が高くなると、金銭的な余裕もなくなってしまうでしょう。
空き家をお持ちの場合は適切に維持管理をおこない、特定空き家に指定されないよう注意が必要です。
千葉県松戸市や近隣市町村で空き家を所有している場合は、一度弊社までお問い合わせください。

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空き家の固定資産税を節税する方法

空き家の固定資産税を節税する方法

最後に、空き家の固定資産税を節税する方法をご紹介します。

賃貸物件として貸し出す

節税の方法としてまず挙げられるのが、賃貸物件として貸し出すことです。
家の状態に応じてリフォームを実施すれば、賃貸物件として活用できます。
近年、空き家が増えていることが社会問題となっており、千葉県松戸市と近隣市町村も例外ではありません。
そのため、節税だけでなく活用することへの関心が高まっています。
家賃収入を得られれば、固定資産税を支払ったり修繕費用に充当したりできるのがメリットです。
賃貸物件なら、誰も住んでいない家を効率的に活用できるでしょう。

親族に住んでもらう

親族に住んでもらうことも、節税する方法のひとつです。
親族に住んでもらえば、住宅用地の特例を維持することができます。
誰か住んでいれば、室内の掃除や庭木の剪定、外装の管理などもおこなってもらえるので、特定空き家に指定されるリスクも軽減できるでしょう。
また、両親や兄弟、姉妹や従妹などが住んでいれば安心感を得られるのがメリットです。
第三者に貸し出す賃貸物件と比べて、家賃滞納などのトラブルも回避しやすいといえます。

特定空き家の指定を取り消してもらう

節税の方法として、自治体と相談し、特定空き家の指定を取り消してもらうことも挙げられます。
適切に維持管理したり誰かが住んでいたりすれば、特定空き家の指定を解除してもらえるかもしれません。
解除されれば、固定資産税を軽減する控除を受けられ、大きな節税につながります。
ただし、維持管理や賃貸物件にするためにはコストがかかるので注意が必要です。
場合によっては、固定資産税を納めたほうが良いケースもあります。
そのため、自治体に相談にいく前に一度弊社にご相談ください。

売却する

売却すると納税義務がなくなります。
家を手放せば維持管理にかかるコストもなくなり、金銭的な負担を軽減できるのがメリットです。
また、賃貸物件として貸し出すときは、家の状態によってリフォームが必要になります。
古い家の場合は、人が住めるようになるまでにたくさんのお金がかかるでしょう。
しかし、売却してしまえばそのようなコストがかからず、金銭的な負担を最小限に抑えられます。
立地や条件によっては思ったより高く売れる可能性もあるでしょう。
空き家を所有するリスクをなくしたい方や、手放しても良い方は売却を検討なさってください。

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まとめ

誰も住んでいない空き家でも、所有者になっている限り固定資産税の支払い義務が生じます。
特定空き家に指定されてしまうと、税金の負担が大きくなるほか、周辺の住民たちにも迷惑がかかるので注意が必要です。
千葉県松戸市を中心に、近隣市町村で空き家の売却を検討中の方は、私たち「エドケンハウス」にお気軽にご相談ください。
不動産売却をサポートいたします。

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