2024-05-21
マンションの売却を考えたとき、ペットを飼っていると査定額が下がるのではないかと、不安を感じるかもしれません。
ペットを飼っていること自体で査定額は下がることはありませんが、ペットによる傷や臭いが大きく影響する可能性はあります。
そこで、ペットを飼っているとマンションの査定額は下がるのか、査定額を下げないための注意点や、査定時に確認されるポイントについて解説します。
千葉県松戸市を中心に近隣市町村でペットのいるマンションの売却をご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。
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目次
マンションの中には「ペット可」としているところも多く、実際に小型犬や猫などを飼える物件は増えています。
しかし、売却時には大きく影響する可能性があります。
一般的には、ペットを飼っているからといった理由だけでは、マンションの査定額は下がりにくいです。
しかし、ペットを長年飼っていたことによる劣化によって査定額が下がってしまうケースがあります。
ここでは、ペットを飼っているとマンションの査定額が下がりやすいとされる理由を解説します。
ペットを飼っていると、気を付けていても部屋中の床や壁にひっかき傷ができてしまいます。
ひっかき傷が残っている場合は、査定額に大きく影響し価格が下がってしまう可能性が高いでしょう。
とくに猫は爪とぎを日常的におこなうため、部屋が傷だらけになりやすいといえます。
また、フローリングを走り回れば広範囲に傷が残るため、初めは小さい傷でもだんだんと大きくなり、最悪の場合はフローリングがめくれたりすることもあります。
このようにペットを飼っていると、どうしても傷が付いて残ってしまうため査定額が下がる傾向にあるのです。
犬や猫はいくら毎日シャンプーして洗っていても、完全に臭いが消えることはありません。
動物が発する独特な臭いは、室内の壁やクロス、カーテンなどに染み付いてしまうため、完全に臭いを取り除くことは難しいといえるでしょう。
また、飼い主は鼻が慣れてしまって臭いを感じなくなっていることがありますが、初めて来訪する方にとっては臭いは気になるものです。
こうした臭いは、査定額にも大きく影響し下がる原因の1つとなっています。
ペットが飼えるマンションの購入を検討するのは、実際にペットを飼っている方やこれから飼う方に限定されてしまいます。
動物アレルギーの方や、ペットを飼ったことがない方は、購入の対象から除外する傾向にあります。
その結果、買い手が限定されるため、売却価格が下がる可能性があるのです。
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ペットによる傷や臭いが査定額に影響するものの、査定額を大きく下げないためにはどうしたら良いのでしょうか。
ここでは、査定額を下げないための注意点を解説します。
主な注意点は以下の3つです。
それぞれの注意点をご説明します。
査定額を下げないためには、室内にできた傷の修繕などをおこなっておくのがおすすめです。
壁のクロスが剥がれそうな場合は、接着剤を利用して補強したり、穴が空いている場合は同じ素材や色のものを切り取って貼り付けると良いでしょう。
また、フローリングの傷が目立つ部分に補修用のテープを貼れば目立たなくすることができます。
このようにプロに依頼するのではなく、ご自身でできる範囲で修繕しましょう。
ペット独特の臭いも取り除くことも大切です。
内覧を希望した方のなかには「ペットの臭いが気になった」という理由で、購入を見送る方もいます。
そのため、飼い主が気にならない場合でも、売却前には必ず対処しておくようにしましょう。
とくにペットの臭いは、クロスやカーテン、ソファに付着しやすいため、換気や消臭スプレーだけでは取り除くことはできません。
臭いがきつい場合は、消臭クロスへの張替えなども検討しましょう。
また、第三者に臭いが残っているかどうかを確認してもらうのもおすすめです。
ペットによる部屋の劣化が激しく、かつ費用に余裕がある場合は、専門の業者によるハウスクリーニングを検討することをおすすめします。
ハウスクリーニングであれば、消臭剤の散布、オゾン脱臭、床剥離などにより臭いを取り除いてくれます。
ペット臭を依頼した場合の料金相場は、20㎡は4~14万円程度、40㎡は6~21万円程度、50㎡は10~35万円程度です。
なお、大規模なリフォームは、ペットの悩みを根本的に解決できるものの、費用が高額になるためおすすめしません。
高額な費用をかけても、売却時にその費用を回収できるとは限らないためです。
そのため、リフォームではなく、比較的安価なハウスクリーニングがおすすめです。
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マンションの査定時には、ペットの有無以外にも多くの要素をもとに査定額が算出されます。
ここでは、マンション査定でよく確認されるポイントを解説します。
主な査定ポイントは以下の3つです。
チェックポイントについて順番にご説明します。
マンション査定時にチェックされるポイントとして、まずは「立地」が挙げられます。
最寄り駅からどのくらいの距離かを確認し、近いほど査定額も高くなる傾向にあります。
また、周辺環境も重要で、スーパーマーケットや学校、病院、公園などが近くにあれば資産価値が高いと判断されるでしょう。
どのくらいの築年数かも査定時にはチェックされます。
築10年以内であれば高く売れる傾向にあるため、査定額は高くなります。
また、築年数において重要なのは、新耐震基準で建てられたマンションかどうかです。
1981年以降であれば新耐震基準をもとに建てられていますが、それ以前となれば旧耐震基準をもとに建築されている可能性があります。
新耐震基準でない場合は、住宅ローンが利用できなかったり、安全面が懸念されることから買い手が付きにくいため査定評価が下がる傾向にあります。
立地や築年数と同様に、買主は間取りや日当たりの良さも重視する傾向にあります。
間取りは、その土地によって求めるターゲットが異なりますが、一般的には広いほど査定額は高くなります。
また、日当たりが良い南向きの部屋や角部屋は人気が高いため、評価が高いといえるでしょう。
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ペットを飼っていると査定額が下がるのでは?と思いがちですが、ペットを飼っていること自体では下がりにくいといえます。
しかしながら、ペットによる傷や臭いが多いほど査定額に大きく影響する可能性は否定できません。
できるだけ査定額を下げないためには、売却前にできる範囲での修繕や臭い対策、また汚れや臭いが強い場合はハウスクリーニングを検討することをおすすめします。
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