2025-01-21
土地の売却をお考えの際には「事前に相場を把握する」ことが重要です。
適切な市場価格を理解していない場合、土地を相場よりも低価格で売却してしまうリスクがあります。
本記事では、土地の売却相場の効果的な調べ方や調べる際の注意点、土地価格を左右するポイントについて解説します。
千葉県松戸市を中心に近隣市町村で土地の売却を検討中の方は、ぜひ参考になさってください。
\お気軽にご相談ください!/
土地の売却相場の調べ方は、以下の4つの方法があります。
土地の相場を調査する方法として、公示地価や基準地価を活用する方法があります。
公示地価は、国土交通省の土地鑑定委員会が毎年3月に公表する「1月1日時点の標準地の1㎡あたりの価格」です。
一方、基準地価は、都道府県が評価し、毎年9月下旬に公表する「7月1日時点の価格」です。
調べる際は、国土交通省の「地価公示・都道府県地価調査」のウェブページにアクセスし、調査したい土地が位置するエリアを地図から選択します。
次に、地価公示または都道府県地価調査を対象に、最新の調査年と用途区分を指定し「検索」ボタンをクリックします。
表示された標準地や基準地の一覧から、調査対象の土地にもっとも近い基準地を選びましょう。
選択した基準地の㎡単価に、売却予定の土地の面積と1.1を乗じると、実勢価格(相場)を算出できます。
不動産情報ライブラリは、国土交通省が提供するWebサービスです。
不動産取引に関連する広範囲な情報を網羅しています。
不動産情報ライブラリは、全国各地の不動産取引価格や防災情報、地価の推移など、多岐にわたるデータを提供しているのが特徴です。
スマートフォンにも対応しており、外出先でも情報を簡単に取得できます。
レインズマーケットインフォメーションは、国土交通省指定の不動産流通機構によって提供されるサービスで、過去1年間の不動産取引の成約事例を詳細に閲覧することが可能です。
このサービスを利用すると、特定の地域や沿線、最寄駅からの距離など、多様な検索条件を設定して、成約価格、物件の広さ、間取り、築年数といった重要な取引情報を確認することができます。
土地売却相場を調べる方法として、固定資産税の納税通知書を利用するのも1つの手です。
毎年4月から6月にかけて送付される納税通知書には、土地の評価額が記載されており、それを基に土地売却相場を推定することが可能です。
なお、固定資産税評価額は、一般的に公示地価の約70%に設定されています。
▼この記事も読まれています
不動産売却時の仲介手数料とは?計算方法や安さだけを基準に選ぶリスク
\お気軽にご相談ください!/
土地の売却相場を調べる際には、正確な市場価値を把握するための注意点がいくつか存在します。
売却相場を調べるうえで留意すべき重要なポイントは、以下のとおりです。
土地の価値は、土地固有の条件によって大きく左右されます。
以下に示す「プラスの要素」や「マイナスの要素」を考慮に入れると、ご自身の土地が周辺の市場価格より高価に、あるいは低価に売れるかの傾向を把握できます。
プラスの要素
交通の便が良好、商業施設が近くにある、景観が良いなど、売却価格を押し上げる要因が多い土地は、相場よりも高く売却できる可能性が高いです。
マイナスの要素
騒音の問題がある、交通の便が悪い、災害リスクが高いなど、価格を下げる要因が多い土地は、相場よりも安くなる可能性が高いです。
所有する土地がどの要素に該当するのかを把握し、それに基づいて価格が相場より高くなるか、または低くなるかを予測することが、効果的な売却戦略を立てるために重要となります。
土地の売却においては「売り出し価格」と「成約価格」が異なることが一般的です。
売り出し価格は、不動産を市場に提示する初期価格であり、最終的に土地が売買される「成約価格」とは異なります。
実際に土地が売れる価格は、初期の売り出し価格から値下げ交渉を経て決定されることが多いため、成約価格は売り出し価格より低くなる可能性があります。
売り出し価格を設定する際は、市場の需給状況、地域の特性、および他の類似物件との競争を考慮するのが一般的です。
また、購入希望者からの価格交渉に対応するため、あえて高めの価格を設定する場合もあります。
したがって、土地の売却相場を調べる際は、売り出し価格はあくまで参考値と考え、成約価格を確認することが重要です。
土地を売却する際には、たとえ過去に不動産会社の査定を受けたことがある場合でも、常に最新の市場状況を反映した査定を受けましょう。
土地の価格は市場動向に応じて変動するため、以前の査定情報が現在の市場価値と一致しないことがよくあります。
とくに、前回の査定から時間が経過している場合は注意が必要です。
再査定をおこなうと最新の市場相場を把握し、適切な売却価格を設定することが可能です。
▼この記事も読まれています
不動産売却の税金計算で気になる減価償却費とは?計算方法や注意点を解説
\お気軽にご相談ください!/
土地の価格に影響を与えるポイントは、以下のとおりです。
土地の価格を左右する重要な要素の1つが周辺環境です。
交通アクセスの便利さ、駅やバス停からの距離、周辺地域の発展具合が価格評価に大きく影響します。
また、スーパーマーケットや病院など日常生活に必要な施設が周辺に充実しているエリアでは、土地の価値が高まる傾向にあります。
こうした環境は、住みやすさを向上させるため、土地価格を押し上げる要因です。
土地の広さに関しては、特定のエリアで一般に求められる「使いやすい」サイズと比較されることが価格評価に影響を与えます。
土地が狭い場合、利用の選択肢が限られるため評価が下がる可能性があります。
一方で、過度に広い土地も、維持管理の手間やコストが増大するため、必ずしも高評価とは限りません。
適切な広さの土地は、機能性とコストのバランスが取れているため、市場での需要が高くなる傾向にあります。
土地の価格に影響を与える要素として、とくに重要なのが「土地の形状」と「土地の方角」です。
これらの特性は土地の利用価値と直接関連しており、価格評価に大きな影響を与えます。
長方形や正方形など、利用しやすい形状の土地は、建築や利用の効率が良く、高い評価を受けやすいです。
反対に、三角形や台形、一部が斜めに切れているような不規則な形状の土地は、利用しにくいため評価が下がりやすくなります。
土地の方角は、主に道路に面している方向で判断され、日当たりの良い土地は価値が高くなる傾向にあります。
用途地域による建ぺい率や容積率が高ければ、より大きな建物を建築できるため、土地の価格が上がりやすいです。
また、土地が公道に面しているか私道に面しているかで、アクセス性や利便性が変わり、価格に影響します。
道路の幅も、広ければ広いほど、車の通行や緊急車両の進入が容易になり、安全性や快適性が向上するため、チェックポイントです。
平坦地や角地は利用しやすく価格が高くなる一方、傾斜地や擁壁の必要がある土地はコストがかかるため価格が下がります。
土砂災害や津波災害警戒区域に指定されている土地は、リスクが高いため価格が低くなることがあります。
▼この記事も読まれています
不動産売却の確定申告が不要か確認する方法とは?忘れたリスクや特例を解説!
土地の売却相場の調べ方は、地価公示価格や不動産情報ライブラリ、納税通知書など、4つの方法があります。
調べる際の注意点は、土地固有の条件や売り出し価格、最新の不動産査定についての3つです。
土地価格を左右するポイントは、主に周辺環境や土地の広さ、土地の形状と方角などです。
松戸市近隣の不動産のことならエドケンハウスへ。
空き家の有効活用や不動産売却など幅広く対応しています。
ご希望と物件調査をしっかりとおこない、ニーズに合ったご提案をさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。